Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月15日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ最下位から、大逆転でのレギュラーシーズン突破を目指すBEAST Japanext。リーダー猿川真寿（連盟）が、「モンキーマジック」と呼ばれる巧みな打ち回しでトップを取れば、ボーダーラインをめぐる争いはさらに激化する。
現在、リーグ最下位とはいえBEAST Japanextと同6位のTEAM雷電とは、158.9ポイント差。間に2チームいるため、BEAST Japanextとしてはとにかくマイナスを減らし、1戦ごとに順位が入れ替わるほどの混戦に持ち込みたい。年明けから調子を上げた猿川も、ここでのトップの意味が、単なるトップでないことは重々承知だ。
リーグ6位ながら追われる立場なのはTEAM雷電。ボーダーライン上で、後続との差も小さいもの。なんとも痺れる日々を送り続けている。なんとかマイナスポイントを100台、さらには2ケタまで減らせれば、かなりレギュラーシーズン突破はかなり安泰。本田朋広（連盟）も、まずは自分のマイナス分▲85.9を帳消しにすべく、今夜もとにかく積極的に参加する。
リーグ3位のKONAMI麻雀格闘倶楽部からは佐々木寿人（連盟）が出場。“魔王”からすれば、チームがプラスポイントであっても、個人マイナスを抱えたままレギュラーシーズンを終えるなど許されない事態だ。圧倒的な攻撃力はリーグ屈指。叩きのめすような麻雀が今夜こそ見られるか。
2度目のMVPも狙える好位置にいるのはU-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）。一昨年がMVP、昨年もシーズン最終盤までMVP争いと、個人ランキング上位の常連だ。冷静な麻雀、ゴリ押しの麻雀、どちらも使いこなすハイブリッド型。今期7勝目には、どちらの戦術を取るか。
【2月15日第1試合】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人（連盟）個人20位 ▲30.9
TEAM雷電・本田朋広（連盟）個人24位 ▲85.9
BEAST Japanext・猿川真寿（連盟）個人29位 ▲139.6
U-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）個人4位 ＋234.5
【2月13日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ ＋523.2（72/96）
2位 U-NEXT Pirates ＋363.7（72/96）
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋231.8（72/96）
4位 赤坂ドリブンズ ＋175.7（74/96）
5位 渋谷ABEMAS ＋83.8（74/96）
6位 TEAM雷電 ▲256.9（74/96）
7位 EX風林火山 ▲309.7（74/96）
8位 セガサミーフェニックス ▲395.8（72/96）
9位 BEAST Japanext ▲415.8（72/96）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
