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【映像】「面倒くさがりあるある」(漫画)
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 SNSの総フォロワー数が130万人を超える“人気あるある作家”が今年4月に古本屋をオープンさせる。その背景には近年急加速で進化するAIの存在があった。

【映像】「面倒くさがりあるある」(漫画)

 浮世絵を思わせる画風で描かれた日常の何気ない1コマ。思わず癖になってしまう“あるあるネタ”の数々。作者は「佐賀藩出身、福岡藩在住、山田全自動です」と、これまた癖のある自己紹介をする佐賀県出身、福岡県在住の山田全自動さん。本名、山田孝之さん。

 Web制作の仕事を行う傍ら、2017年ごろからこの浮世絵風の“あるある”をSNSに投稿し始めた。

 「浮世絵風の画で現代と昔を混ぜたものを投稿してみたらすごく反応が良かった。それに補足のような感じでちょっとしたあるあるネタを書いたところ、フォロワーが増えてきた」(山田全自動さん、以下同)

 投稿後、SNSの総フォロワー数は130万人を突破するほど爆増。広告に利用してもらったり、個展を開催したりするほどの人気に。本人いわく、イラストは葛飾北斎の画を参考に書いているとのこと。

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 あるある作家として、これまで考えたあるあるは3000以上。そろそろネタ切れでは…と思いきや、最近ではChatGPTを活用しているという。

 「例えばウェブ会議をテーマにするなら『ウェブ会議をするときにどんなことで困る?』とChatGPTに投げてみて、その答えに対し今度は『では、その困った事態をどうやって解決する?』などと会話することでネタはできてくる」

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 その一方、全自動さんはある種の危機感を募らせるように。

 「『今のやり方なら割と誰でも出来る』と思ってしまった。これから自分がクリエイティブ一本でやっていくとAIと競うことになる。自分の力で大丈夫なのかなと」

 こうした中、「人間にしかできない仕事をしたい」と思い立った全自動さんは、かねてから挑戦してみたかったという古本屋の開業を決意。今年4月、福岡市内にオープンする予定だという。

 彼が大事にしたいと話す“AIにできないこと”とは…。

 「空間を作ることじゃないかなと思います。人が実際に来る場所。古本屋を作って、イラストをきっかけにこのお店に来てもらえるとか、そういったきっかけを作って最終的な場所を作る、そういうことをやっていきたい」    

 あるある作家と古本屋。二足の草鞋を履くことになる全自動さんが、AIと一線を画すために心がけたいことがある

 「AIはすごく真面目で言ったことをちゃんと勤勉にやってくれるため、そういう分野でAIには絶対勝てない。だからこそ、これからは遊んで楽しむことが大事になってくると思う。これからはどんどん遊んで、楽しみながらやっていきたい」
(『ABEMAヒルズ』より)

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