【ブンデスリーガ】ボルシアMG0-0ダルムシュタット(日本時間2月10日/ボルシア・パルク)
およそ4カ月ぶりに頼れるディフェンスリーダーが帰ってきた。ボルシアMGの日本代表DF板倉滉が、“神スライディング”でチームの危機を救った。復帰戦となったブンデスリーガ第21節のダルムシュタットのプレーに海外メディアも賛辞を送っている。
注目のシーンはゴールレスで迎えた77分だった。ボルシアMGのディフェンスラインの裏にロングボールが出されると、スウェーデン人FWオスカル・ヴィルヘルムソンが反応。しかしマークしていた板倉もしっかりと追走し、相手のシュートに合わせた完璧なタイミングの神スライディングでこのピンチを凌いだ。
板倉は昨年10月6日に行われたマインツ戦に出場すると、慢性的に抱えていた足首の手術に踏み切り、そのままアジアカップメンバーに帯同するためにチームを離脱していた。およそ4カ月ぶりの復帰戦となったが相変わらずの好パフォーマンスを披露、ファンもSNS上では「板倉神」「日本が誇るDFリーダー」とファンも復帰に大喜びの様子だった。
フル出場を果たした板倉は、チームトップとなる62本のパスを成功させ、成功率は90%を記録。さらに空中戦でも2回中2回に勝利するなど攻守で存在感を見せた。ドイツ紙『ビルト』は板倉に「2」の評価を与え、「18週間ぶりの復帰。3バックのセンターマンとしてすべてをクリアした。最後の瞬間、ヴィルヘルムソンのチャンスを防いだ」と称賛している。
板倉といえば、2022-2023シーズンの古巣シャルケ戦で見せたスライディングから全力のガッツポーズが話題となり、スライディングはお家芸とも言っていいだろう。
前節のバイエルン戦では敗戦を喫していたボルシアMGだが、この試合は板倉の活躍もありクリーンシートで連敗を逃れた。現在5位に位置する次節のライプチヒ戦で3試合ぶりとなる勝利を飾ることができるか。板倉滉の守備が鍵を握ることは間違いない。
(ABEMA/ブンデスリーガ)