「世界水泳ドーハ2024」14日目が2月15日に行われ、男子200m平泳ぎ準決勝に出場した廣島偉来は全体4位で決勝進出を決めた。同レースでは、30歳のマッティ・マッツォン(フィンランド)がスタート前に行った迫力のルーティンが注目を集めた。
明大3年生で21歳の廣島にとっては初めての世界水泳。やや緊張の面持ちで準決勝へと臨んだ。廣島の左隣の4レーンには、東京五輪の同競技銅メダリストでもあるマッツォンの姿。号砲に向けて全員がスタート台に登り準備を整える中、30歳のベテランだけは台下で悠然とルーティンを行っていた。
マッツォンは、プールサイドで4回ジャンプの後、気合を込めて「オウッ!」と一声。気迫あふれる雄叫びの後、発達した胸筋を左右1回ずつバチン!と叩いて自身を鼓舞していた。
初の大舞台に臨む廣島は、隣のレーンを泳ぐマッツォンをしっかりとらえて後半に追い上げ、自己ベストに迫る2分9秒43と第2組の3位でゴール。マッツォンも同タイムの同3着の結果となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)