Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月19日の第1試合に出場する4選手を発表した。KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳（連盟）は、今日が30歳のバースデー。周囲の人々から祝福されているだろうが、やはりプロ雀士であれば、何よりトップが欲しいことだろう。
今シーズンはMVP候補のもあがられるほど好調な岡田だが、20代最後の試合だった前回16日は、痛い箱下のラス。大きくポイントを減らした。借りはすぐに返すとばかりに、週をまたいですぐに登場。帳消しどころが、利子をつけて取り戻すとばかりに先発してきた。特大トップは自分にとって最高のバースデープレゼントになる。
同じMリーガーとして祝福したい気持ちはあれど、戦いの場では容赦しない。U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）は、一時の不振から再び上昇カーブを描き出し、個人3ケタプラス。個人1位に鈴木優（最高位戦）、同3位に瑞原明奈（最高位戦）と、上位ランクに仲間がいるのは頼もしくもあり、悔しさもある。理想的なチーム内競争がある中、トップを取って自分に「ないすぅ！」と叫びたい。
前回トップ時には、インタビュー中に「あんがー！」と叫んだKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人（連盟）。卓上で相手を完膚なきまでに叩きのめす様子は恐ろしささえ感じるが、卓を離れた時のユーモアもまた人気の秘密。同じ連盟の後輩・岡田のバースデーではあるが、勝利は譲らず、代わりにダジャレでも贈るかもしれない。
“天才”と呼ばれるセガサミーフェニックス・茅森早香（最高位戦）には、ようやく笑顔の時間が増えてきた。2戦前に今期3勝目を飾り、前回も2着。「打点女王」と呼ばれる大きなアガリも戻ってきている。冴えれば冴えるほど、見る人の予想を覆すオリジナル手順も出てくるはず。今後が楽しみだ。
【2月19日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳（連盟）個人8位 ＋174.1
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人（連盟）個人17位 ＋24.5
セガサミーフェニックス・茅森早香（最高位戦）個人33位 ▲200.8
U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）個人11位 ＋113.9
【2月16日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ ＋512.9（74/96）
2位 U-NEXT Pirates ＋384.1（74/96）
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋238.8（74/96）
4位 赤坂ドリブンズ ＋175.7（74/96）
5位 渋谷ABEMAS ＋136.0（76/96）
6位 TEAM雷電 ▲250.8（76/96）
7位 EX風林火山 ▲342.2（76/96）
8位 セガサミーフェニックス ▲405.2（74/96）
9位 BEAST Japanext ▲449.3（74/96）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
