Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月20日の第1試合に出場する4選手を発表した。リーグ最下位のBEAST Japanextだが、セミファイナルシリーズ進出のボーダーラインまでは約200ポイント。今日の2試合でデイリーダブルなどを達成し、100ポイント加算できれば、いよいよ下位4チームによる争いが大混戦になる。
BEAST Japanextは一時、大きく引き離されての最下位生活を送っていたが、年が明けてから各選手の調子が上向きに。着実にマイナスを減らし、いよいよセミファイナルシリーズ進出も「大逆転」ではなく「逆転」と呼べる範囲まで漕ぎつけた。チームのポイントリーダー菅原千瑛(連盟)が第1試合で勝利すれば、追いかける側の強さがさらに出る。
迫ってくる下位チームを振り切りたいのがボーダーライン上にいる6位のTEAM雷電。転がりそうなところをなんとか踏みとどまっている印象だ。先発の萩原聖人(連盟)が絶対に避けなくてはいけなのが、BEAST Japanextにトップ・ラスを決められること。逆に相手にラスを押し付けてのトップが取れれば、精神的にもかなり負担が減るはずだ。
リーグ5位の渋谷ABEMASだが、マイナス域で苦しんでいたと思いきや、するすると絶好のタイミングでトップを取り、プラス3ケタまで浮上。しばらくはボーダーライン付近の争いに巻き込まれることもなくなった。あとはすぐそばの4位、さらに3位と着実に上へと向かっていくだけ。個人スコアが振るわない白鳥翔(連盟)も、久々に大きく羽根を広げられるか。
リーグ4位の赤坂ドリブンズだが、すぐ後ろに渋谷ABEMAS、すぐ前にKONAMI麻雀格闘倶楽部と接戦模様。セミファイナルシリーズ進出に影響があるわけではないが、この先の戦いを有利に進めるためには、手を抜けるところは一つもない。鈴木たろう(最高位戦)も、まずは個人プラスに向けて気持ちよくトップを取りたい。
【2月20日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人25位 ▲99.5
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)個人28位 ▲134.6
TEAM雷電・萩原聖人(連盟)個人18位 +9.9
BEAST Japanext・菅原千瑛(連盟)個人13位 +65.4
【2月16日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +432.4(76/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +431.4(76/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +199.9(76/96)
4位 赤坂ドリブンズ +175.7(74/96)
5位 渋谷ABEMAS +136.0(76/96)
6位 TEAM雷電 ▲250.8(76/96)
7位 セガサミーフェニックス ▲333.1(76/96)
8位 EX風林火山 ▲342.2(76/96)
9位 BEAST Japanext ▲449.3(74/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)