一瞬うつむき、上げた視線は実に鋭い。その表情は役者そのものだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」2月20日の第1試合に出場したTEAM雷電・萩原聖人(連盟)が、試合前の表情だけでファンの心を奪った。
萩原はMリーグ発足のタイミングでプロ雀士となり、以降は俳優との二刀流を続けている。ドラマ、映画、舞台などで多忙な中、Mリーガーとしても昨シーズン初めてチームのファイナルシリーズ行きに貢献すると、今シーズンも過去とは異なる麻雀で奮闘。ボーダーライン付近でセミファイナルシリーズ進出を争うチームを鼓舞し続けている。
試合後のインタビューを見ても「さすが萩原聖人」とうなるファンが多いが、この日は試合前の表情だけでファンを魅了。パーカー姿で試合会場に入る前のスペースに現れると、イスに座った後はしばしうつむいた。その後、おもむろに視線を上げて何かを見つめる様子は、出番を前に集中力を高める役者、もしくはこれからリングに上がろうとするボクサーにも見えた。
わずかな時間ではあったが、カメラマンも釘付けになるシーンにファンからは「ボクサーか」「ハギーかっこいい」といったコメントが続出。萩原自身は、カメラマンに向かって「ちょっと変わり映えするでしょ?」と、普段は選手同士が和気あいあいと話す空間で異なる映像を作れたかと、微笑んでいた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)