Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月22日の第1試合に出場する4選手を発表した。レギュラーシーズンもいよいよ残り20試合を切る中、この日はリーグ6・7・9位が直接対決。突き放すか、迫るか、ひっくり返すか。激戦必至だ。
今シーズンから1チーム増え、9チームで行われているレギュラーシーズン。下位3チームがここで脱落となるが、現在のボーダーラインは例年より大きく下がり▲300前後になっている。5位と6位に400ポイント近い差があるだけに、セミファイナルシリーズ進出争いは6位以下の4チームに絞られたと言っていいだろう。6位のTEAM雷電は瀬戸熊直樹(連盟)が先発。僅差を追われる立場だけに、トップを取って周囲を蹴落としたい。
まさに不死鳥のごとく復調してきたのがセガサミーフェニックス。最下位に沈んでいたところから1つずつトップを積み重ねて、いよいよ7位まで来た。トップを取れれば瞬間的にも6位浮上が見える。東城りお(連盟)も、チームのムードをさらに明るくするためにも、少々リスクを負ってでも前に出たい。
最下位のBEAST Japanextも、まだ可能性はある。▲458.8で、ボーダーまで160ポイントほどあるが、今期多発しているデイリーダブルでも出れば、一気に迫れるほどの射程範囲内。猿川真寿(連盟)も、ラスを恐れずライバルチームとトップラスを決めて急浮上するような、アグレッシブな麻雀が求められる時期だ。
激化する下位チームの争いに対し、KADOKAWAサクラナイツは2位に後退したものの、まだポイントには余裕があり、レギュラーシーズン突破は確実。ただこれまでもポストシーズンに入り、がらりと状態が変わる選手も多いことから、この時期の過ごし方も重要だ。堀慎吾(協会)は個人ランクも2位。いよいよMVP取りに本気を出す。
【2月22日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)個人2位 +260.5
セガサミーフェニックス・東城りお(連盟)個人32位 ▲196.3
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人23位 ▲46.0
BEAST Japanext・猿川真寿(連盟)個人30位 ▲159.7
【2月20日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +432.4(76/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +431.4(76/96)
3位 赤坂ドリブンズ +266.3(76/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +199.9(76/96)
5位 渋谷ABEMAS +97.7(78/96)
6位 TEAM雷電 ▲293.6(78/96)
7位 セガサミーフェニックス ▲333.1(76/96)
8位 EX風林火山 ▲342.2(76/96)
9位 BEAST Japanext ▲458.8(76/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)