リーチを打った者だけ、アガリ牌が避けていく…。なんとも不運すぎる展開が繰り広げられた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」2月23日の第1試合で、EX風林火山・勝又健志（連盟）がリーチを打つものの、アガリ牌がどんどん脇へと流れる、珍しいシーンがあった。
【映像】不運すぎるまさかの展開 アガリ牌が3連続で相手に引かれた瞬間
勝又は「軍師」の異名を持つトップ雀士で、読みや洞察力など、総合力ではMリーガー36人の中でも屈指と言われている。毎年、安定して好成績を残しており、後輩雀士の指南役を務めることも多い。
その勝又が、実力ではどうにもならない不運に見舞われたのは南2局。10巡目に1・4筒待ちでリーチを打ったところ、下家のU-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）が一発で4筒を引いた。熟考の末これを止められると、続いてKONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達朱里紗（連盟）が1筒ツモ。さらに赤坂ドリブンズ・浅見真紀（最高位戦）も4筒ツモと、なんと勝又以外の3人が連続でアガリ牌をもぎ取ってしまった。
まさかの事態に実況の松嶋桃（協会）も「ちょっと待ってください！3回連続で流れていったんですけど、1・4筒。とんでもない！」とびっくり。ファンからも「不憫すぎる」「すごい吸収」「なにそれ？」「そんなことあるの…」と戸惑いの声が飛び交った。
結局、勝又は残りわずかとなった1・4筒を引き当てることができず、なんとも悔しい一局となった。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
