モデル兼プロ雀士は、手順まで惚れ惚れするほど美しかった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」2月27日の第1試合では、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)がトップを獲得。勝負どころで見せた手順で、解説者やファンを魅了した。
岡田の手順が輝いたのは東3局。順調に手牌を育てていたところ、イーシャンテンで1つの分岐点を迎えた。対子で持っていた7筒を切るか、孤立牌だった赤五万を切るか。「五万が一番早そうだった滝沢さんの現物だった。6筒対子落としだったし。7筒を切ってもロスがそんなにない」と、6・7・7筒から7筒を1枚切った。
この判断が大正解。直後にリーチを打ってきたKONAMI麻雀格闘倶楽部の滝沢和典(連盟)の待ちはなんとペン7筒だったからだ。放送席では実況・松嶋桃(協会)が「先に処理しました!」と驚くと、解説していた河野直也(最高位戦)も「7筒離し、お見事ですよ。間に合ってる!こんなすごいことあるんだね」と絶賛していた。
岡田は先切りで見事に危機を回避すると、白を暗刻にして5・8筒待ちでリーチ。EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(連盟)から打ち取り満貫ゲットと、完璧なプレーを見せた。ファンも「やば!」「うめぇ」「おかぴないす!!」「岡田完璧」と賛辞を惜しまなかった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)