強い“戦闘民族”が帰って来た。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」3月1日の第1試合はU-NEXT Pirates・鈴木優（最高位戦）が個人9勝目。ハーラー単独トップで個人ポイントは300オーバー、MVPもグっと引き寄せた。
この試合は東家から鈴木優、渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）、KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）、EX風林火山・二階堂亜樹（連盟）の並びで開始。鈴木優はラス目で迎えた南1局1本場、南を仕掛けてカン6筒待ちのテンパイ。形は苦しかったが、リーチ者の亜樹がこれをツモ切ってロン、南・赤・ドラの5800点（＋300点、供託1000点）を手に入れた。
これでスコアを配給原点に戻すと、同3本場に大チャンスが入る。ドラ8索を雀頭候補にした大物手。渋川が早いリーチをかけてきたが、これに押し返して3・6索待ちの追っかけリーチだ。3索はすでに山になかったが、6索を渋川からロン。リーチ・赤・ドラ2の1万2000点（＋900点、供託1000点）が完成し、これで頭一つ抜け出した。最終局となった南4局2本場は1巡目から積極的な仕掛け。西単騎待ちに辿り着くと、これを渋川からアガりチャンタの1000点（＋600点）で幕引きだ。試合後はカメラに向かってキリっとキメ顔。ファンは「イケメンの目力を感じたわｗ」「やったな〜ww」「なんだこのイケメン！？」と賑わった。
年明け初勝利はハーラー単独トップの9勝目。試合後は「やっと欲しかったトップが取れましたね」と目尻を下げた。自身の勝ち星については「レギュラーシーズンで10回トップを取れるようなことがあれば、だいぶチームもいいところにいるんじゃないかなという目標があったので、まずは9勝目、2ケタ勝利に向けて一歩前進したな、という感じです」。これまで意識はしていないと語っていたタイトルについても「チームにとっても、個人的にも大きな1勝」と意欲をのぞかせた。
“戦闘民族”が持ち前の攻め麻雀を繰り出し、久しぶりの快勝。これにファンは「最高でした！！」「優ＭＶＰたのむまじで」「優さんのひさしぶりのトップ嬉しいです！」「本当に良い男や」と次々に賛辞を寄せた。最後に鈴木優は「今日から3月なので、とてもいいスタートダッシュが切れたんじゃないかなと思います。レギュラーシーズンの優勝、そしてセミファイナル、ファイナル、優勝へ向けて頑張っていきます！」とメッセージ。この復調はライバルに大きな脅威となるはずだ。
【第1試合結果】
1着 U-NEXT Pirates・鈴木優（最高位戦）4万4400点／＋64.4
2着 渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）3万7500点／＋17.5
3着 EX風林火山・二階堂亜樹（連盟）3万1800点／▲8.2
4着 KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）－1万3700点／▲73.7
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
