【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース-カブス(3月2日・日本時間3月3日/キャメルバックランチ)
カブスの今永昇太投手がメジャーでの実戦初登板を果たし、2回1/3を投げ3安打3失点だった。日本人投手が好投するニュースがアメリカ各地から届く中「投げる哲学者」と呼ばれる男が、メジャーのパワーに弾き返される場面もあったが、5三振を奪うなど成果も出し、先発ローテーション入りにアピールした。
ドジャースベンチではともにWBCを戦った山本由伸も見守る中、1回から目一杯に投げ込んだ。先頭のロハスにはいきなりレフトフェンス際まで大きなフライを打たれてヒヤリとしたが、2番のフリーマンにはストレート、変化球と持ち味を活かしながら真っ向勝負。フルカウントまで進むと最後は外角にスピンのきいたストレートを投げ込み、見事にMVP経験者を空振り三振に仕留めた。続くスミスもライトフライに仕留め上々の立ち上がりだった。
ところが2回は先頭のマンシーにライト前ヒットを打たれると、続くヘルナンデスはつまらせながらもセカンド内野安打。無死一、二塁のピンチを招くと、ぺージズにはカウント0-1から真ん中低めに投じたストレートを完璧に捉えられ、レフトスタンド上段へ特大3ランを浴びた。それでも次の打者から立ち直ると、そこから3者連続三振。メジャーのパワーを痛感するとともに、手応えも感じるマウンドとなった。
3回もマウンドに上がると、ロハスを空振り三振に仕留めたところで降板。特大弾こそ浴びたものの4者連続を含む5奪三振と結果も出した。
今永は昨シーズンまで8年間、横浜DeNAで左のエースとして活躍。64勝50敗、防御率3.18の成績を残した。177.8センチ、79.4キロと決して体格に恵まれたタイプではないが、年々本格化を見せ2022年にはノーヒットノーランを達成。走者1人だけという“準完全試合”の快挙を成し遂げた。2023年の春に行われたWBCでは1次ラウンドの韓国戦で先発し3回1失点と好投すると、準々決勝のイタリア戦でも1回をピシャリ。決勝のアメリカ戦でも好投し勝利投手になると、メジャーからもさらに注目される存在になった。
昨年オフにポスティング制度を用いると、カブスと4年総額5300万ドル(約79億5000万円)、最大で5年8000万ドル(約120億円)という大型契約をゲット。先発ローテーションの一角として期待され、チームメイトとなった鈴木誠也外野手とコンビでの活躍に、日米のファンからも注目されている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
(c)aflo
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