【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース8-5カブス(3月2日・日本時間3月3日/キャメルバックランチ)
これもまた持ち味と言えるだろう。カブスの今永昇太投手がメジャー挑戦初の実戦マウンドに上がり、2回1/3を投げて被安打3の3失点、5奪三振で降板した。2回無死一、二塁からページズにレフトへ特大3ランを浴びる一方で、2020年のMVP・フリーマンから空振り三振を奪うなど、両極端な結果だったものの、横浜DeNA時代のファンからは、いつもの「今永飛翔」と全く心配する様子がない。
【映像】気持ちいいほどに弾き返された今永のストレートはレフト最上段へ
スピンのきいたストレートと変化球のコンビネーションが持ち味の今永だが、その美しい球筋にバットのスイング軌道が重なると、ビッグアーチにもつながる。これが今永の特徴だ。1回、いきなり先頭のロハスにレフトフェンス際まで大きなフライを打たれてヒヤリとしたが、続くフリーマンには恐れることなくストレートを投げ込んで空振り三振。強気というよりも、我が道を行くといった雰囲気は横浜DeNA時代と何ら変わらない。
強烈な一撃を食らったのは2回だ。ライト前ヒット、セカンドへの内野安打と2連打を浴びた後、まだメジャー経験がない若手のページズに対し、カウント0-1からの2球目、真ん中やや内寄りに入ったストレートを完璧に弾き返されると、打球はレフトスタンド上段、もしくは場外まで飛び出たかというあたりまで飛ばされた。
3連打でしかも3ランを浴びる。いかにも最悪の流れだが、そうならないのが今永らしい。次の打者から3回の先頭まで4者連続三振を奪ったことで、降板時には3ランを浴びた印象などだいぶ薄れて、観客からは大きな拍手までもらった。
日本ではSNSで「今永相変わらず飛翔するなぁ。」「良くも悪くも今永先生らしい内容」という声がちらほら。横浜DeNA時代も8年間で114本の本塁打を浴びただけに、パワー溢れるメジャーであれば、さらに被本塁打のペースが上がる可能性もあるが、その分大味の打者にはきれいなストレートと斬れ味鋭い変化球のコンビネーションが効果的になるかもしれない。まだ1試合、今永の持ち味がさらに出るのはこれからだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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