ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したスプリングトレーニングで、“移籍後初”となる盗塁を記録した。この日は2安打1打点に加え、随所でスピードを見せつけた大谷。打者に専念する今季は、これまで以上に大谷の“爆速”ぶりを見られるのではないだろうか。
前日の試合こそノーヒットに終わった大谷だが、この試合の前まで4試合で10打数5安打の打率.500に5打点をマーク。2月27日(日本時間28日)の移籍後初実戦でいきなりレフトへ挨拶代わりの1号アーチを放つと、そこから5打数連続安打、7打席連続出塁を記録している。
この日も2番DHで先発した大谷は、第1打席で二塁右へ内野安打を放ちチャンスを広げると、続くフリーマンの犠牲フライの際には一塁から二塁へタッチアップする激走を見せた。バックホームの間に二進したのではなく、レフトから直接二塁へと返球されたにもかかわらずセーフとなった大谷に、実況も思わず叫び声を上げる。
さらに第2打席でセンターへタイムリーを放った大谷は、フリーマンの初球に二盗を敢行。スタートもさることながら、大谷の凄まじい加速に気圧されたのか捕手からの送球がやや乱れると、二盗成功と同時に三塁ランナーもホームに帰りドジャースが同点に追いついた。
昨年右肘手術を受けた大谷は、今季は二刀流は封印し打者に専念する。二刀流は体への負担が大きく、特に投手はケガが許されないこともあり、昨季まで大谷は登板時など試合展開によっては走塁や盗塁をセーブすることもあった。しかし今季は積極的に盗塁をしていきたいと考えているらしく、キャンプや自主トレでは走力・盗塁技術をさらに向上させ、下半身を強化するトレーニングを積んでいる。
2021年に46本塁打&26盗塁をマークした大谷に、1シーズンで30本以上のホームランと30個以上の盗塁を同時に記録する「30-30」を期待する声はこれまでも多かった。トレーニングの成果で上がった脚力に加え、二刀流のリミッターが外れた大谷であれば、「30-30」を飛び越えメジャーの歴史で過去5人しか達成していない「40-40」を達成する可能性も十分。さらに、「投打ダブルでの規定到達」や2年連続での「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」「10勝&30本塁打」など史上初の偉業を数々成し遂げてきた大谷であれば、「40-40」さえも凌駕する数字も夢見てしまう。「前人未到の記録を達成してきた大谷なんだから『50-50』だろ」と異次元の記録を求める声が上がるのも無理からぬことではないだろうか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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