【ポルトガル】スポルティング3-2ファレンセ(日本時間3月4日/エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ)
鳥の眼の視野で相手の隙を突いた圧巻のパスだった。スポルティングの日本代表MF守田英正が広い視野と空間把握能力で相手のスペースを攻略し、絶妙なロングパスを披露した。
注目のシーンはスポルティングが3-2のリードで迎えた72分だった。スポルティングのDFラインがハーフウェーライン付近でボールを繋ぎ、スポルティングの右SBクアレスマからボールを受けた守田は、右サイド奥へ絶妙なダイレクトパスを送り込む。抜け出したDFリカルド・エスガイオがゴールラインを割るギリギリでクロスを上げ、最後はFWフランシスコ・トリンコがボレーで合わせたが、惜しくもゴールとはならなかった。
このプレーの他にも61分には左サイドへ正確なロングフィードで展開力をみせたかと思えば、66分には出足の速い守備で相手の攻撃の芽を摘むなど、中盤の要として攻守に存在感を放った。
先日行われたリーグカップの準決勝第1レグベンフィカ戦でも好プレーを披露し、2-1で先勝したこの試合のプレー集動画がSNSで話題を呼んでいる。SNSでは「想像以上にうまかった」「組み立てや展開力、戦術理解もある」「賢さとプレス耐性&パス能力&カバー能力の高さ、体の強さがあるわけでマジで良い選手すぎるわ」と賞賛の声が後をたたない状況だ。
試合は3-2でスポルティングが勝利。後半から出場した守田は55分間プレーし、チームのリーグ首位浮上に貢献した。
(ABEMA de DAZN/ポルトガル)