Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」3月11日の第1試合に出場する4選手を発表した。リーグ最下位のセガサミーフェニックスだが、ボーダーラインまで約100ポイント。残り12試合あれば、まだ諦める差ではない。「不死鳥」の名を持つチームこそ今が復活の時だ。
一時はリーグ6位まで浮上し、ボーダーラインの上に顔を出したセガサミーフェニックスだったが、前回の試合で痛いラスがあり、またも最下位に逆戻り。リードを守る側ではなく再び追いかける立場になった。100ポイント程度なら1日2試合でどうにでもなる。東城りお(連盟)も今期マイナスで来ている鬱憤を全て晴らすようなトップでチームを救いたい。
残り3チームは、レギュラーシーズン突破に向けて安全圏にいると言ってもいいだろう。
4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部(連盟)は、やや沈み傾向になったかと思いきや、今シーズンは節目で踏ん張る粘り強さがあり、なかなかマイナス域まで落ち込まない。各選手が安定して力を出している証拠だろう。滝沢和典(連盟)も攻めと守りのバランスを重視しながら、今夜も王道の麻雀を展開するはずだ。
3位のKADOKAWAサクラナイツの中で、最も活躍している岡田紗佳(連盟)。200ポイントに迫るプラスは堂々と胸を張っていいところだ。自身初のMVPにもまだ手が届くところだが、それには監督に取らせたいと思わせるほど首位に迫る必要がある。個人首位までちょうど120ポイント差。トップを取って、その差を半減できるか。
2位の赤坂ドリブンズからは浅見真紀(最高位戦)が出場。展開が向けばと狙っていたMVP争いからは一歩後退。それでも参戦1年目からプラスを維持しているのは、さすがの一言だ。現時点で、何かを気にしながら打つ必要もないほど、チームポイントには恵まれており、シーズン終盤ながらものびのび打てる貴重な機会だ。
【3月11日第1試合】
赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)個人13位 +56.3
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人5位 +194.3
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人16位 +19.1
セガサミーフェニックス・東城りお(連盟)個人31位 ▲191.8
【3月8日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +526.6(86/96)
2位 赤坂ドリブンズ +513.5(86/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +263.8(84/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +112.8(84/96)
5位 渋谷ABEMAS +99.4(86/96)
6位 BEAST Japanext ▲331.2(86/96)
7位 EX風林火山 ▲344.3(86/96)
8位 TEAM雷電 ▲407.2(86/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲433.4(84/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)