Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」3月12日の第1試合に出場する4選手を発表した。今シーズンで6年目を迎えているが、レギュラーシーズンからセミファイナルシリーズに進むサバイバルは、今年が最も熾烈な争い。今夜はボーダーライン下にいる7位・EX風林火山と8位・TEAM雷電が、上位陣相手に活路を開けるか。
【中継】EX風林火山 対 TEAM雷電 史上最も激しいサバイバル戦
7位のEX風林火山は、ボーダーラインまでわずか13.1ポイント。着順どころかアガリ1つでひっくり返るほどの僅差だ。残り10試合となり、下位4チームの混戦状態から抜け出すのも至難の業で、少なくともTEAM雷電より上の順位で終わりたい。個人最下位の松ヶ瀬隆弥(RMU)も名誉挽回は、ここの場面で活躍してこそ。その先に待つポストシーズンで大暴れするためにも、今夜の試合はとても重要だ。
8位のTEAM雷電は、大黒柱の瀬戸熊直樹(連盟)に要所を託した格好だ。下位4チームの中でも上2チーム、下2チームがじわりと離れつつあり、これ以上離されると明確に脱落させるターゲットになりかねない。瀬戸熊の理想は、EX風林火山とのトップラス。先日取った9万点超レベルの特大トップなら、2ランクアップの6位浮上まで起こりうる。
5位の渋谷ABEMASは、激しくなる試合で落ち着いて打つにはぴったりの日向藍子(最高位戦)が先発を任された。無理に前に出ることなく、空気を読んでアガれる時だけアガるという、ディフェンシブな戦いはむしろ得意とするところ。対戦者、さらには卓にも感謝を忘れない日向に、重要な場面で好配牌は訪れるか。
首位のU-NEXT Piratesは、仲林圭(協会)が出場。ここでトップを取れるようであれば、300ポイント台でMVP争いをする鈴木優(最高位戦)、瑞原明奈(最高位戦)の足に手が届く。チーム内で三つ巴のMVP争奪戦となれば、まさに理想形。今夜ばかりは自分のために、わがままに打って、セルフで「ないすぅ!」と叫びたい。
【3月12日第1試合】
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人36位 ▲329.8
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)個人21位 ▲49.6
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人13位 +46.8
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人9位 +164.0
【3月11日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +526.6(86/96)
2位 赤坂ドリブンズ +452.2(88/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +283.3(86/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +143.7(86/96)
5位 渋谷ABEMAS +99.4(86/96)
6位 BEAST Japanext ▲331.2(86/96)
7位 EX風林火山 ▲344.3(86/96)
8位 TEAM雷電 ▲407.2(86/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲422.5(86/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)