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【映像】杉本監督に“プチ攻撃”する藤井竜王・名人の表情

 絶対王者が師匠にだけ見せるブラックな一面に、ファンが沸いた。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」予選B戦リーグ1位決定戦、中部 対 九州が3月9日に放送された。チーム中部の3連敗で迎えた第4局では、豊島将之九段(33)が出。チームのピンチとあり、作戦会議室では藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が師匠で監督の杉本昌隆八段(54)に「最後は出場しますか?」とプレッシャーを与える場面も。愛弟子の“プチ攻撃”に師匠はタジタジ、ファンは爆笑、となっていた。

【映像】杉本監督に“プチ攻撃”する藤井竜王・名人の表情

 チーム九州の佐々木七段の大躍進で、先発棋士の八代弥七段(30)、藤井竜王・名人、服部慎一郎六段(24)が次々敗退。この窮地に杉本監督は「棋士チェンジ」を発動し、第4局で豊島九段を投入した。公式戦での実績はもちろんフィッシャールールの経験も豊富な豊島九段とあり、作戦会議室の杉本監督は「やっぱり将棋はこうやって見て、何かを言っているのが一番気楽で楽しいよね」とニッコリ顔。すると、藤井竜王・名人は“ブラック”な一面がうずいたのか「最後は出ますか?」とプレッシャーを与えるような鋭い質問を投げかけた。

 杉本八段は、愛弟子のややいじわるな質問に「え!?いや、まあまあ、え!?」と動揺。しどろもどろになりつつ「も、もしも、のことがあったら…、豊島さんが討ち取られたら…ハハハ…」と回答していた。さらに、「思い出登板になってしまうんじゃないかな(笑)」と返すと、藤井竜王・名人は乾いた笑いで対応。藤井竜王・名人が師匠にしか見せない“塩対応”に、ファンは爆笑の様子で「わろてるw」「いじる聡太」「師匠に出ろとw」「親子みたいだ」「師匠観る将かよw」「思い出はヤバい」「聡ちゃんおもろー」「絶対にやってはいけない棋士チェンジ」とのコメントを寄せていた。

 そんな仲良し指定のミニコントをよそに、豊島九段は手厚い指し回しで佐々木七段に快勝。見事、ストッパーとしての役割を果たしチームに初白星を持ち帰った。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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