<大相撲三月場所>◇四日目◇13日◇大阪・エディオンアリーナ
激しい突っ張りの応酬で館内を沸かせた一番の結末は、負けた力士も呆然となるまさに予想外のラスト。発生割合0.1%というレアな決まり手による想像の斜め上を行く展開に驚きの声が相次いだ。
三段目四十三枚目・大海(尾上)と三段目四十一枚目・富士東(玉ノ井)の一番は、大海が2勝目を挙げるも予想外の決着に館内騒然となり、ファンも「えー」「がっくん」と驚きの声を上げた。
立ち合い張っていった富士東は、そのまま突っ張りの連打を浴びせる激しい相撲を展開。大海も耐えて前に出る攻めを見せたが、突っ張りの回転を止めない富士東がジリジリと前に出て土俵際まで追い込んでいった。だが直後、富士東の足がガクッと崩れ、膝をついてしまう予想外の結末となった。まさかの決着に富士東も両膝をついて愕然。館内からはどよめきが沸き起こった。
決まり手としてアナウンスされたのは“つきひざ”。日本相撲協会公式サイトによると決まり手ランキングは34位、割合は実に0.1パーセントの非常に珍しい決まり手だ。勝った大海は2勝目を挙げ、敗れた富士東は1敗目を喫した。
激しい突っ張りからのつきひざという予想外の結末に、ABEMAの視聴者も「えー」「がっくん」「膝から崩れ落ちる」と驚きの声を上げていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)