【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース1-8マリナーズ(3月13日・日本時間14日/グレンデール)
ドジャースの山本由伸投手がオープン戦3度目の先発登板で4回2/3を投げ8安打を浴びて4失点だった。前回登板では制球を乱すシーンが多かったが、この日は高めに浮いたところをことごとく弾き返されるという内容。3月21日控える開幕2戦目の先発に向けて課題が残ったが、それでも1回に見せた全て異なる球種で奪った三者三振は、見ている者にも快感を与えるような奪三振ショーだった。
【映像】ストレート、カーブ、スプリット!山本、気持ちよすぎる三者三振
山本の持ち味といえば160キロに迫る正確無比のストレート、そのストレートと同じ軌道から落ちるスプリット、そして打者の視線を大きく上下させて空振りを奪えるカーブだ。前回登板からの修正を踏まえ、初回の山本はその持ち味を全てフル活用する圧巻の立ち上がりだった。
先頭のクロフォードに対しては追い込んでから、低めいっぱいに投げ込むストレート。捕手の絶妙なフレーミングもあったかもしれないが、クロフォードが「それはないだろ!」とうんざりするような顔になるほど、ぎりぎりのところに投げ込み見逃し三振とした。
続く2番は「シアトルの至宝」とも呼ばれるフリオ・ロドリゲス。「イチローの後継者」とも言われるメジャー屈指の外野手だ。この強打者に対して山本が選択したのは大きなカーブ。斜めというよりも、真っ直ぐ縦に割れるようなカーブを投げ込み、イメージ通りの空振り三振を奪った。
そして3人目。ポランコに対しては追い込んでから、山本の生命線とも言えるスプリットを投げ込んだ。メジャーでも空振りが取れて被打率が低いことから、再ブレイクの兆しを見せている球種だが、山本自身もストレートの次に投げる割合が多い得意球。きれいに隅に投げ込んで空振り三振に仕留めた。
4回、5回と2点ずつ失い、結果としては5回途中で降板となってしまった山本だが、初回のような奪三振ショーは、ぜひ公式戦でも見たいもの。ファンも21日の公式戦初登板への期待を寄せている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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