Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」3月14日の第1試合に出場する4選手を発表した。ホワイトデーのこの日、バレンタインデーのお返しは何かという話題も出そうなところだが、Mリーガーであれば何より欲しいのは白星のはず。先発する4選手は、チーム事情が大きく異なる。どんなアプローチでトップへと結びつけるか。
まさに喉から手が出るほどトップが欲しいのはTEAM雷電。リーグ最下位に沈み、残り8試合でのレギュラーシーズン突破がじわじわと厳しくなってきた。2連続ラスでも引こうものなら絶望的、むしろ2連続トップを取って逆転突破の主役に躍り出るような戦いが求められる。瀬戸熊直樹(連盟)は前回、悔しい敗戦。取り返すのはここしかない。
今日のテーマはとにかくTEAM雷電を上回ることになりそうなのはEX風林火山。前回、会心のデイリーダブルを決めて、セミファイナルシリーズ進出へ頭半分、抜け出し始めた。ここでさらに連勝できることがあれば、痺れる最終盤を余裕を持って消化できる。松ヶ瀬隆弥(RMU)は、長く居座ってしまった個人最下位脱出も目前。太い腕は試合前からうなっている。
リーグ4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は、ひとまず後ろを気にする必要がない。上を見るだけでいい戦いは、積極的な姿勢を生むだけに、好判断も生むことがある。先発・佐々木寿人(連盟)は、前回トップで個人成績もプラス域。勝ち始めたら止まらない“魔王”が、ひたすら攻めまくる。
赤坂ドリブンズも、既に気持ちは次のステージ。どれだけポイントを持ち越しつつ、調子を落とさずセミファイナルシリーズに進めるか。ポストシーズンに入って、ガクッと調子を崩す選手もいるのが過去の例。園田賢(最高位戦)は今夜の結果次第で、昨年取り逃したMVPに色気も出していい。
【3月14日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)個人5位 +211.4
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人36位 ▲270.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人13位 +34.3
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人15位 +5.5
【3月12日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +511.1(88/96)
2位 赤坂ドリブンズ +452.2(88/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +283.3(86/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +143.7(86/96)
5位 渋谷ABEMAS +38.7(88/96)
6位 EX風林火山 ▲235.6(88/96)
7位 BEAST Japanext ▲331.2(86/96)
8位 セガサミーフェニックス ▲422.5(86/96)
9位 TEAM雷電 ▲439.7(88/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)