【ブンデスリーガ】ボルシアMG3-3ケルン(日本時間3月9日/ボルシア・パルク)
そのファウルは、気持ちがみなぎりすぎてしまった故のものだろうか。ケルンDFマックス・フィンクグレーフェが相手に後方からスライディングしてイエローカードに。主審は緊迫感のある表情である一方、ファウルした本人に自覚はないようだった。
22分、ケルンがボルシアMGのビルドアップに対して守備を行っていた場面で、問題のシーンが起こった。ケルンのDFマックス・フィンクグレーフェが、ボルシアMGのDFジョセフ・スカリーに渡ったボールを奪うべく後方からスライディングを仕掛けたのだ。19歳のドイツ人DFのタックルは、ボールホルダーの足首に入る危険なものだった。
これを受けて主審は、猛スピードで駆け寄ってイエローカードを提示したが、ケルンの選手たちは猛抗議。ファウルした張本人も、この警告には無自覚な様子だった。
実況・下田恒幸氏は「フィンクグレーフェは気持ちがみなぎっていますが、みなぎりすぎてファウルになりました」とコメントしたが、気合が入りすぎたのかもしれない。
ケルン下部組織出身のフィンクグレーフェは、暫定16位という残留争い中のチームに勝利をもたらすために奮闘。この試合も地上戦のデュエルを8回仕掛けて5回勝利するなど球際で激しく戦っていた。ただし、この場面は少しばかりラフに行きすぎた一幕だった。
(ABEMA /ブンデスリーガ)