将棋の藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、叡王、王座、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第4局が3月17日、栃木県日光市の「日光きぬ川スパホテル三日月」で行われている。本局で藤井棋王が勝利した場合、初防衛が決定。シリーズ決着となるか、挑戦者が一矢報いるか、第4局のクライマックスに向けて大きな注目が集まっている。
【中継】藤井棋王VS伊藤七段 注目の第4局は白熱の終盤戦へ!(生中継中)
21歳の同学年対決となった今期の棋王戦。シリーズは藤井棋王の2勝1持将棋で進行している。本局で藤井棋王が勝利した場合は、八冠の一角となる棋王位の初防衛が決定。後がない伊藤七段にとっては、何としてでも初勝利を飾り次戦へと持ち込みたい。
第4局は伊藤七段は先手で角換わりに誘導したものの、藤井棋王が拒んで相掛かり模様の力戦の出だしに。昼食休憩を経て、午後からは両者持ち時間をたっぷり使い、じりじりとした戦いが繰り広げられている。ABEMAの中継に出演した佐藤康光九段(54)は、「かなりの神経戦が続いている」とコメント。さらに「先手は悩みが多そう」との印象を語った。
藤井棋王の防衛か、伊藤七段の反撃か。両者持ち時間が少なくなってきている中で局面が動き出し、白熱の終盤戦はますます目の離せない展開となりそうだ。持ち時間は各4時間。
【午後4時30分頃の残り持ち時間】
▲伊藤匠七段 49分(消費3時間11分)
△藤井聡太棋王 1時間15分(消費2時間45分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)