【写真・画像】 1枚目
【映像】体重2倍の巨体を撃破した「0.1%」の“珍手”

大相撲三月場所>◇十日目◇19日◇大阪・エディオンアリーナ

 三段目八十一枚目・山藤(出羽海)が三段目七十五枚目・葵(錣山)を発生割合0.1パーセントの“珍手”で下して3勝目を挙げた。センスが光る一瞬の妙技に、ファンも「おおお」「さすがや」とざわめいた。

【映像】体重2倍の巨体を撃破した「0.1%」の“珍手”

 身長182センチ・体重76.8キロの超軽量級で知られる20歳・山藤。十日目の相手は体重141.4キロと2倍近くも重かったが、トリッキーな動きで体格差を制した。

 山藤は立ち合い不意に頭を下げて相手の懐に潜り込むと、すかさず右足を奪った。そのまま葵に反撃の隙を与えず、休まず前に出て土俵の外へ追いやった。やや際どい決着に物言いがついたものの、軍配通り山藤の勝利。決まり手としてアナウンスされたのは“渡し込み”で、日本相撲協会の公式サイトによれば発生割合0.1パーセントの非常に珍しい掛け手だ。勝った山藤は3勝目を挙げ、敗れた葵は3敗目を喫した。

 山藤が珍手で小よく大を制した一番に、ファンからは「おおお」「さすがや」「センスある」と拍手喝采のコメントが寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)

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