モデルやタレントとしても活躍中のKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)が3月19日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第1試合に登板。効果的な2回のアガリでロースコアの接戦を制し、今期8勝目を飾った。
岡田は3月11日に連投してトップ・ラスとなるも、2試合のトータルポイントはプラス。試合前の個人成績は5位で、今期はチームのポイントゲッターだ。当試合は起家からTEAM雷電・本田朋広(連盟)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)、岡田の並びで開始。「今日はツンデレされているなぁ」。序盤は配牌に恵まれるも、アガリまで結び付かない苦しい展開だった。東場を終えた時点で、トップ目は持ち点3万4800点の本田。岡田は持ち点2万2700点の2着目だった。
「混一色にすれば満貫になるんですけど、リーチしてツモったら満貫。出アガリでも6400(点)あるんで」。全員ノーテンで迎えた南2局1本場、岡田はマンズと字牌が多めの配牌から4巡目でペン7索待ちのリーチ。見事にアガリ牌を引き寄せると、リーチ・ツモ・西・ドラの満貫・8000点(+300点、供託1000点)を成就させた。これで本田との点差は、わずか500点。続く南3局は、またしても全員ノーテンだったが、親番の南4局1本場では、東のみの1500点(+300点、供託1000点)をアガり、微差ながらも本田を抜いた。
南4局2本場は、岡田1人のテンパイ流局。ノーテン終了でも逃げ切りとなる状況を作り出すと、「開けたらアガれなさそう」という配牌の中、「どうにか他の2人を活かしつつ、チーをできる牌を切らずに」と完璧に本田を抑え込み、そのまま試合会場をサクラ色に染めた。
結果的に、56.8ポイントの加点。「本当に大接戦で。直前もテンパイ料をもらえなくて、うわーって思ったんですけど、何とか逃げ切れてよかったです」。試合後の勝利者インタビューで安堵した岡田は、MVPについて問われると「本当に、みなさんに狙ってくださいとか言っていただけるんですけど、まだ(1位の)瑞原(明奈)さんは遠い」とコメント。「あと2トップは必要だと思うので、様子を見つつ…」としながらも、「3トップですね、現実的には」と含みを持たせた。
「素直にトップを取れたことは嬉しいです」。岡田の健闘もあり、チームのセミファイナルシリーズ進出は、ほぼ確定的だ。「残り7戦、セミファイナルに向けて1ポイントでも多く持っていけるように頑張ります」。このままポイントを稼ぎ続ければ、逆転MVPも十分に狙えるだろう。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)3万6800点/+56.8
2着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)3万2700点/+12.7
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)1万9100点/▲20.9
4着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)1万1400点/▲48.6
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)