魔法学校の話なのに、主人公が魔法ではなく筋力を活かした常識外れな方法で困難を解決し、よくファンの笑いを誘っている「マッシュル-MASHLE-」。アニメ第16話でも“予想外の力技”でトルネード級の風を起こし、「そうはならんやろ」「どういうことだよ」と話題を呼んでいた。
アニメ「マッシュル-MASHLE-」は、「週刊少年ジャンプ」で2023年7月まで連載していた甲本一氏による人気漫画が原作。魔法を使えない主人公のマッシュ・バーンデッド(CV:小林千晃)が、魔法学校に入学し、鍛え上げた筋力のみでトップを目指す“アブノーマル魔法ファンタジー”だ。
これまでマッシュは、足を高速でばたつかせてホウキで宙に浮いているように見せたり、魔法の代わりに杖をこすった摩擦で炎の渦を巻き起こしたりと、筋力で魔法並みの力を発揮してきた。第16話では、そんなマッシュが神覚者候補選抜試験に挑んだ。試験は死霊が徘徊する“死霊の狩り場”に隠された“トロルアンコウの浮き袋”を魔法で風船のように膨らませて割り、中に入っている鍵を使って脱出するという内容だった。
マッシュは先輩のマックス・ランド(CV:古川慎)と協力し、鍵の入った浮き袋を発見する。しかしマックスが使えるのは「物のサイズを変える魔法」であり、また浮き袋は触れると音が鳴り死霊が寄ってくる仕組みになっているため、空気入れなどで膨らませることもできない。
そこでマッシュは、マックスに魔法で浮き袋を巨大化してもらうと、ダンスのようなステップを踏み出した。そしてブレイクダンスの構えから、マッシュはヘッドスピンによって竜巻レベルの風を起こし、浮き袋が割れるまで中に風を送り込んだのだ。筋力でとんでもない風を起こしたマッシュに、生徒たちは「そんなまさか」「怖い怖い」「人間兵器だ……」と困惑していた。
視聴者からも、「そうはならんやろ」「どういうことだよ」「相変わらずのとんでもねぇフィジカル」「ブレイクダンスで風を起こして風船を割るって何事ですか?笑」と、魔法に引けを取らないマッシュの新技(?)にツッコミが続出した回だった。
(C)甲本一/集英社・マッシュル制作委員会







