【MLB】パドレス2-5ドジャース(3月20日/ソウル)
ドジャースの大谷翔平投手とパドレスのダルビッシュ有投手の“初対決”に注目が集まった開幕戦で、今季からMLBに挑戦するパドレスの松井裕樹投手もさっそくメジャー初マウンドに上がった。松井は打者3人に対し無安打無失点の投球を見せたが、一方でピッチクロック違反も取られ、危惧された投球間隔の長さに課題を残した。
2-1とパドレスがリードして迎えた6回、パドレスは1死走者なしで4番手として松井をマウンドに送った。メジャー初登板が勝ちパターンでの継投の中で実現した松井に対し、ABEMAの中継で解説を務めた西岡剛氏は「めちゃくちゃいい場面ですよ」と評価すると、「最初に使われる場面で選手の立ち位置は決まりますから」とベンチの期待の高さにも言及した。
松井はアウトマンに対し初球はストレートがボールになったものの、2球目にスイーパーでストライクを取るなど危なげないように思われたが、3球投げたところで西岡氏が「ピッチクロックがギリギリなんですよ」と気になるコメントを残した。
MLBでは投手が捕手からボールを受け取ってから15秒位内(走者がいる場合は18秒以内)に投球動作に入らなければならない“ピッチクロック”というルールが導入されている。実は松井はNPBで最も投球間隔が長いピッチャーとして知られており、メジャー挑戦に際してはこれに対する対応も課題と言われていた。
この場面でそれに言及した西岡氏が「いつかどこかで(違反を)取られる可能性がありますね」と危惧を口にすると、まさに次のボールを投げようとしたときに球審が時間オーバーを松井に宣告。ピッチクロック違反で自動的に1ボールが課されてしまった。これには西岡氏も「言った通りですね」と残念そうな様子を見せた。
結局松井は次の投球もボールとなり、実質3ボールで四球のランナーを出してしまった。西岡氏の不安が的中した形となってしまったが、松井はここで崩れることなく次の打者から空振り三振を奪うと、続く打者も打ち取り、無失点で初マウンドを切り抜けている。
この日パドレスの先発を任されたダルビッシュも投球間隔が長いことで知られ、昨季調子を崩したのはピッチクロックが導入された影響が大きいと言われている。その通り、ダルビッシュもこの試合の先頭打者で違反を取られており、期せずして登板した2人の日本人投手が揃って最初の打者にピッチクロック違反を取られることになってしまった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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