頭脳明晰なトップ雀士も、つい慌てふためいた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」3月22日の第2試合。U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）が親でリーチをかけたところ、暗カンした字牌にドラがモロ乗り。思わず指折り確認するレアな事態が発生した。
話題の場面は東4局2本場だ。仲林は發・赤・ドラの7700点をカン6筒待ちでダマテンにすると、その後に引いた發を暗カン。雀頭の5索に新ドラが乗り、リンシャンから引いた8筒でリャンメン待ちへ変化。好形の親跳満が確定した6・9筒待ちの先制リーチで攻める。
ほどなくKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり（連盟）が押し返してきたが、その高宮が掴んだ9筒で仲林が「ロン！」。裏ドラが望外の發で打点急増、リーチ・發・赤・ドラ3・裏ドラ4の2万4000点（＋600点）が完成した。仲林はすぐさま親倍満を申告したが、その後にフリーズ。改めてドラを指折り数え始めた。
リーチをかけた時点で6ハン、それに加えて裏ドラが4つで、合計10翻。終わって冷静になれば簡単な足し算も、まさかのモロ乗りに現場は大混乱。普段はクールな仲林も思わず指折り数えるレアな一幕となった。
視聴者からは「数えてるｗ」「ドラ多すぎてちゃんと数えてるｗ」「指差し確認ｗ」とコメントが殺到。実況者もまた、繰り返しドラの数をカウントする緊急事態だった。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
