【写真・画像】 1枚目
【映像】大きな仕事を果たしてホッとする二階堂瑠美

 目の前の数字も大事だが、それと同じように忘れてはならないものがあるのだろう。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」3月25日の第1試合はEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)がトップ。「条件は気にしない、7万点トップ取ります!」と宣言して試合に臨んだという“天衣無縫”な女流選手は、その言葉通り自分らしく舞った。

【映像】大きな仕事を果たしてホッとする二階堂瑠美

 この試合は東家からKADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)、U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)、赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、瑠美の並びで開始。瑠美は東2局2本場、東・赤2の6400点(+600点)で鈴木優をかわしてトップ目に立つ。東4局は親番で5800点の加点。その後はラス目、渡辺の3連続アガリに守る時間帯が長くなるも、南3局1本場は気持ち良くカン五万を埋めて意気揚々と「リーチ!」。アガればセミファイナルシリーズ進出が大きく近づくこのチャンス、瑠美はしっかりツモってリーチ・ツモ・平和・赤・ドラの8000点(+600点)をゲットだ。これで瑠美は個人5勝目、自身のマイナスもほぼ返済した。

 岡田、鈴木優がMVP争いをしたこの一戦。瑠美は「MVP狙いの2人にスポットが当たるのかなと思っていた。私は北家スタートなのでのんびりゆっくりやろうかなと思っていました」と、あくまで自然体で卓に着いたという。チームは主軸の勝又健志(連盟)がMVPを狙える位置(2位)に付けている。瑠美は「うちにもMVPを狙う人がいて、その人が試合に出るだろうと思っていたのですが『瑠美さんお願いします』と言われた」と、自らの登板は予想外だったと明かした。トップでチームに貢献した喜びのその一方で「自身のポイントはマイナスだった。プラスになるチャンスをいただけたので、本当は(マイナスが完済できるように)オーラス、もうちょっとやらせてもらいたかった」。

 セミファイナル進出争いをするBEAST Japanextをリードし「非常に有利な位置にいる」とした一方で「直接対決もあるのでまだ気を引き締めて、安心できる位置ではないと思う。まだまだ頑張りますね!」と、麻雀の怖さを知るベテラン選手らしいコメントも。どんな状況でも堂々と、自分らしく戦えることが瑠美の強みだ。セミファイナルへ緊迫の一戦を制した、頼れる“お姉ちゃん”にはファンから「瑠美さんナイスやで!素敵ーー!!」「落ち着いて打ってたよなー」「ありがとう瑠美さん」「おめでとう!!!」と称賛の声が寄せられていた。

【第1試合結果】

1着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)3万7900点/+57.9
2着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)2万4600点/+4.6
3着 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)2万1700点/▲18.3
4着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)1万5800点/▲44.2

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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