Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」3月29日の第1試合に出場する4選手を発表した。上位2チームがセミファイナルシリーズ進出を確定させている中、最後に残っていたのがリーグ6位と7位、ボーダーラインを挟んだ直接対決。よほどのことがない限りひっくり返る差ではないが、そのまま逃げ切りか、それとも奇跡の逆転劇が起きるのか。
リーグ6位のEX風林火山は、▲114.9で同7位のBEAST Japanextと184.2ポイント差。トップ・ラスで100ポイントほど詰まる計算だが、これが2度続くようなことが起きなければ、逆転は許さない。それだけに第1試合の結果は、第2試合の戦いをさらに限定させるだけに非常に重要だ。先発・勝又健志(連盟)は数多の条件戦をくぐり抜けた強者。このぐらい差があれば、痺れることもないだろう。
追いかけるBEAST Japanextからすれば、この第1試合が必勝。しかもEX風林火山を最低でも3着、可能な限りラスにしたい。相手はかなり守備的になるところ、いかにトップ・ラスを決めるか。10万点トップを取るよりも難題に鈴木大介(連盟)が挑む。
ポストシーズン進出を決めている2チームは、ひたすらに貯金稼ぎ。2位赤坂ドリブンズは約400ポイントのプラス。ただ1位のU-NEXT Piratesが900ポイントに迫るプラスだけに、セミファイナルシリーズで半減したとしても、250ポイント差からスタートする。今のうちに10ポイント、20ポイント迫っておくことが、ここぞの場面で活きてくる。浅見真紀(最高位戦)はトップになれば、きれいさっぱりマイナスポイントが消せそうだ。
3位、KADOKAWAサクラナイツも同様。着々とプラスを積み重ね、今は各選手が次なる戦いに向けて状態を整える時期だ。MVP争いにも加わろうかという勢いだった堀慎吾(協会)は終盤に失速したものの、3ケタプラスをキープ。もう一度、状態を上向きにしてから大事なポストシーズンで突き進みたい。
【3月29日第1試合】
赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)個人20位 ▲57.6
EX風林火山・勝又健志(連盟)個人3位 +305.9
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)個人9位 +154.5
BEAST Japanext・鈴木大介(連盟)個人21位 ▲58.1
【3月28日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +887.6(96/96)
2位 赤坂ドリブンズ +394.9(94/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +216.3(94/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +46.9(96/96)
5位 渋谷ABEMAS ▲22.1(96/96)
6位 EX風林火山 ▲114.9(94/96)
7位 BEAST Japanext ▲299.1(94/96)
8位 TEAM雷電 ▲484.5(96/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲625.1(96/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)