【ブンデスリーガ】バイエルン 0-2 ドルトムント(日本時間3月31日/アリアンツ・アレーナ)
ドルトムントのDFマッツ・フンメルスの決死ハイキッククリアで、スタジアムが騒然となった。デア・クラシカー(ドイツの伝統の一戦)でドルトムントの守備リーダーはゴールライン上で足を高く上げて決定機を阻止し、古巣相手にスーパークリアを見せたのだ。しかし「足を上げすぎている」「手に当たったのではないか」などと様々な意見がつき、バイエルン側は審判に猛抗議を行なった。
ドルトムントが1点をリードして迎えた35分、スーパークリアが生まれた。コーナーキックから30秒近くバイエルンがボックス内に押し込む時間帯が続き、最終的にDFヨシュア・キミッヒに左サイドからクロスを上げ、これをファーで待ち構えるトーマス・ミュラーがヘッドし、最後はニアにエリック・ダイアーが飛び込んだ。
ドルトムントとしては万事休すという場面だったのだが、フンメルスがゴールラインギリギリで決死のハイキッククリア。大ピンチを防ぎきった。
ただこのプレーは、足が高く上がっていたことや、手にも当たっているように見えたためバイエルン陣営は審判に猛抗議。しかし、判定は覆らなかった。
ファンは「フンメルスが世界最高」「フンメルス天才すぎて」「流石のフンメルス」「フンメルスこれ止めんのやばくね?」「神クリア」「一生モノのクリアしやがって」とスーパークリアを披露した35歳のベテランDFに賞賛の声を送った。
他にも何度も素晴らしい守備を見せたフンメルスの奮闘もあり、ドルトムントは難敵バイエルンを2-0で撃破。バイエルン・ホームでの勝利は実に10年ぶりの快挙となった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)