テレビ朝日、平日深夜で人気のバラエティー番組ゾーン「バラバラ大作戦」で、4月から新たに5番組がスタートする。その中でも異彩を放つのが毎週木曜日、深夜2時15分~34分(※一部地域除く)に放送される「集まれ!キャラクター麻雀」だ。プロ雀士の資格を持つアンジャッシュ・児嶋一哉をメインに、毎回麻雀好きな芸人がゲスト出演、コントのキャラクターなど好きな設定に入り込んだ状態で打つという、斬新な麻雀番組だ。初回収録後にインタビューに応じた児島は「めちゃくちゃおもしろかったし、時間が足りない!あっという間の30分!」と手応え十分だ。
これまで麻雀番組は地上波、ネット配信で数多くあり、真剣勝負のものもあれば、バラエティー色に富んだものもあった。近年では2018年に発足したプロ麻雀リーグ「Mリーグ」の影響もあり年々、麻雀を打つだけでなく見て楽しむファン層も拡大している。さらに女子小学生向けの麻雀漫画も始まるなど、従来のイメージから大きく変化している。今回、麻雀の腕も確かな児島が挑戦するのは、ゲストの芸人たちが様々なキャラ設定を持ったまま一緒に打つというものだ。
初回分の収録を終えたばかりの児嶋だが、取材での第一声は「めちゃくちゃおもしろかったし、時間が足りない!あっという間の30分!」と興奮気味。さらに「正直どうなるかと思っていたんですけど、普通に麻雀も熱かった。めちゃくちゃいいアガリ合いでしたし。このベースがあるのは大きい。おふざけは正直わけわからない(笑)。キャラクターも楽しかったです」と、麻雀というゲーム自体のおもしろさと、キャラになりきった芸人たちのボケっぷりのバランスがよかったという。
初回ゲストはヒコロヒー、兼光タカシ、トンツカタン櫻田佑の3人。それぞれ個性的なキャラクターになりきっての麻雀だったが、ものまねに集中するあまりハプニングも連続していた。どうやらこのノリ、芸人たちが集まっての麻雀に似ているようで、児嶋は「芸人同士、そういうおふざけをやっていますよ。中居正広さんと麻雀した時、ずっとIKKOさんのものまねしていたこともあるんです(笑)」というエピソードも出てきた。
ある意味では、芸人たちによるプライベート麻雀、しかもただ打つだけでは物足りなくなってきた時に訪れる、独特のノリが生まれる時間帯を切り取ったような今回の新番組。「続いてほしいですけど、一瞬で終わりそうな気もするし、めちゃくちゃバズるイメージもあるし。偉い人が見て『あれ、なんなんだ』って言われちゃうかもしれないし、どこかに刺さりそうな感じもします」と、芸歴も雀歴も長い児嶋でも予想がつかないこの番組、どんなアガリに向かっていくか注目だ。