高齢者の住まいをめぐる問題が深刻化している。賃貸住宅の“貸し渋り”が後を絶たず、ある調査では65歳以上の4人に1人が年齢を理由に断られ、さらに家主の約7割が高齢者入居に拒否感を持っている。貸し渋りの高齢者支援を行う不動産会社・プライムの石塚惠氏は「ひとりで亡くなり、ご遺体が傷むと、部屋に臭いなども付き次に貸すことができない」と説明する。