Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月9日の第1試合に出場する4選手を発表した。昨日、6位から2位へ一気に4ランクアップを決めた渋谷ABEMASは、昨日の第1試合でトップを取った日向藍子(最高位戦)を2日続けて先発起用。短期決戦にラッキーボーイ、ラッキーガールはお約束だが、今年は日向がその役を担えるか。
長いレギュラーシーズンにおいては、週、月、季節単位で好調・不調の選手が出てくるが、ポストシーズンの短期決戦では、特に勢いづいた選手が光り輝くケースが多い。短い日程での集中した活躍が、チームをファイナルシリーズへと導くだけに、波に乗っている選手の使い所は重要だ。日向は前日、今シーズン一番と言われる内容でトップ。2日連続で勝利となれば、いよいよ春爛漫だ。
前日、少しポイントを減らしたもののがっちりと首位を維持したU-NEXT Pirates。瑞原明奈(最高位戦)はレギュラーシーズンで2度目のMVPを取るかと言われるところまで活躍した。その力を疑う者はなく、チーム2度目の優勝に向けてポストシーズンでもどこまで貢献できるか。一撃の意味合いが大きい短期決戦。落ち着いて打つか、それともゴリラになりきるか。
渋谷ABEMASの躍進により、戦わずして5位に転落したKONAMI麻雀格闘倶楽部。セミファイナル初戦は、リーダー佐々木寿人(連盟)に託された。レギュラーシーズンは、不完全燃焼で終わっただけに、ここから存在感を出したいところ。過去にはポストシーズンに入ってから役満をアガったこともあり、痺れる勝負に入ってから勝負強さを発揮するかもしれない。
ポストシーズン進出チームの中で、最も燃えていると思われるのがEX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)。個人成績は最下位の32位。チーム戦でなければ、間違いなく今シーズンを終えていたところ、周囲の力に助けられて次のステージに進めた。今度は自分が仲間を助ける番。セミファイナル初戦を任されたことにも、そんな意味合いが透けて見える。
【4月9日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人32位 ▲278.4
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人15位 +16.3
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)個人21位 ▲69.1
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人3位 +378.4
【4月8日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +433.3(2/20)
2位 渋谷ABEMAS +111.3(2/20)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +93.1(2/20)
4位 赤坂ドリブンズ +91.4(2/20)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +23.5(0/20)
6位 EX風林火山 ▲8.3(0/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)