将棋の第82期名人戦七番勝負第1局は4月11日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で2日目を迎えた。対局は挑戦者の豊島将之九段(33)が前日に封じた40手目を指し、藤井聡太名人(竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)の手番で再開。シリーズ先勝を飾るのはどちらか。注目の開幕局2日目が始まった。
【中継】藤井名人VS豊島九段 注目の名人戦第1局2日目(生中継中)
初防衛を目指す藤井名人と5期ぶりの復位を狙う豊島九段の激突となった今期のシリーズ。対局1日目は後手の豊島九段は用意の作戦か、横歩取り模様の出だしから実戦例の少ない力戦形の将棋へと展開した。構想力の問われる将棋とあり、藤井名人も慎重に対応。互いに持ち時間をたっぷり使いながら、一手一手をじっくりと読みを深めている。
藤井名人は、現在番勝負史上最長の21連覇中。さらにタイトル戦では、昨秋の王座戦五番勝負第1局で敗れた以来、無敗記録を継続しており15連勝中だ。大山康晴十五世名人が保持する歴代最長記録の17連勝にも、視野にとらえている。
1日目封じ手の局面での形勢、持ち時間に大きな差はなく、ほぼ互角。難解な中盤戦を抜け出し、先にペースを握るのはどちらか。対局2日目の戦いからも目が名離せない。持ち時間は各9時間の2日制。
(ABEMA/将棋チャンネルより)