将棋の藤井聡太名人(竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)に豊島将之九段(33)が挑戦する第82期名人戦七番勝負は4月11日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で第1局2日目の対局が行われている。豊島九段の決断の一手から激戦へ。午後5時から30分の夕食休憩をはさみ、白熱の終盤戦へと向かう。
注目の開幕局は、昼食休憩明けに豊島九段が角を手放す決断の一手を着手。じりじりとした戦いから、一気に決戦へとなだれ込んだ。ABEMAの「SHOGI AI」は依然として互角の数値を示しているものの、中継で解説を務める北浜健介八段は「豊島九段はやりたいことができているので、ビジョンは描けてきているのでは」とコメント。対する藤井名人も負けじと積極的な対応を見せると、聞き手の山口恵梨子女流三段からは「戦闘民族!」と驚きの声も上がっていた。
両者の終盤力は誰もが認めるもの。終盤戦に向けてどのような構想を描いているのか、期待が高まるばかりだ。いよいよ迎えるクライマックスの末に先勝を手にするのはどちらか。今後の展開から目が離せない。
持ち時間は各9時間。
【夕食メニュー】
藤井聡太名人 おにぎり
豊島将之九段 おにぎり、リンゴジュース
【夕食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太名人 1時間28分(消費7時間32分)
豊島将之九段 1時間38分(消費7時間22分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)