短期決戦は勢い勝負!4チーム中3チームがセミファイナルでトップ獲得者を先発起用/麻雀・Mリーグ
【中継】連日、順位が大変動の激戦

 Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月12日の第1試合に出場する4選手を発表した。4チーム中3チームが、セミファイナルでトップを挙げた選手を先発に起用。短期決戦は、やはり勢いづいた選手を使うのが正解か。

【中継】連日、順位が大変動の激戦

 前日の2試合目にトップを取ったのは赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)。レギュラーシーズンでは淡々ながら強気にも思えるリーチ判断を繰り返し、参戦初年度からしっかりとプラスで終えた。1勝がファイナルシリーズへと近づく戦いで早速トップを取ったことで、一躍存在感を増した感もある。チームを救ったドクターが、あっという間にスターになるか。

 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)も、9日に出場した試合でトップ獲得。レギュラーシーズンでマイナスした借りを返した感がある。今年のキーパーソンに指名した藤沢監督の狙いが当たるとしたら、このポストシーズン。合間を置かずに起用したのも、そんな狙いだろう。

 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)も、同じく9日の試合でトップを獲得。“魔王”らしい圧倒的な攻撃というわけではなかったが、地力で他を制圧するような麻雀が光った。個人でも数々の優勝経験があるが、Mリーグでの優勝はなし。ファイナル行きに向けて、さらに強く前に出る時だ。

 首位U-NEXT Piratesは、セミファイナルに入ってまだいいところなし。蓄えもじわじわと減っている状況には、なんとか歯止めをかけたいところだ。仲林圭(協会)は今回のセミファイナル2戦目の出場。前回は3着とポイントを減らしただけに、まずはプラスを持ち帰って、再び帆に風を当てたい。

【4月12日第1試合】※成績はレギュラーシーズン

赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)個人12位 +36.2
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)個人27位 ▲123.6
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人15位 +16.3
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人4位 +266.5

【4月11日終了時点での成績】

1位 U-NEXT Pirates +344.4(4/20)
2位 赤坂ドリブンズ +131.1(4/20)
3位 渋谷ABEMAS +124.2(4/20)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +72.2(4/20)
5位 EX風林火山 +53.6(4/20)
6位 KADOKAWAサクラナイツ +18.8(4/20)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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