Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月15日の第1試合に出場する4選手を発表した。セミファイナルも1週目を終えて、順位は大きく変動したもの全体的な差は縮まっており、まだまだ接戦モードが続きそうだ。
レギュラーシーズンからのリードを活かして首位を維持するU-NEXT Piratesだが、貯金は増やすことができず、じわりと減らした。まだ慌てるほどではないにせよ、上昇傾向でないのは不安の種だ。瑞原明奈(最高位戦)も、雰囲気をガラリと変えるトップを取りたいところだ。
急浮上で2位につけているEX風林火山。レギュラーシーズンで耐え忍んだ分、ここで急に風が吹いてきた感もある。短期決戦は、好調選手を集中的に使って一気にポイントを稼ぐというのが常套手段。松ヶ瀬隆弥(RMU)は、まだまだ返し足りないレギュラーシーズンの借りを、まとめて返しに行く。
6位スタートから3位で1週目を終えた渋谷ABEMAS。大事なところでスッとポイントを伸ばすあたり、さすがに5年連続ファイナルシリーズ、さらに前年覇者といったところか。多井隆晴(RMU)は、条件が絡んだ戦いになるほど本領発揮。対戦者の状況を把握しながらの打ち回しは絶品だ。
気がつけば5位と、ファイナル進出圏内から外れてしまったKADOKAWAサクラナイツ。チーム一丸で戦う雰囲気が強いチームカラーだけに、誰か1人が勝てば急に勝ちまくることも、これまでよくあった。では誰が口火を切るか。渋川難波(協会)はレギュラーシーズンで渋いトップを重ねてきた。このポストシーズンのトップは、どれだけ素点が渋くても、その価値は絶大だ。
【4月15日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人36位 ▲278.4
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)個人9位 +147.2
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人13位 +30.6
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人3位 +378.4
【4月12日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +369.0(6/20)
2位 EX風林火山 +182.6(6/20)
3位 渋谷ABEMAS +124.2(4/20)
4位 赤坂ドリブンズ +48.3(6/20)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +18.8(4/20)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +1.4(6/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)