自身でさえも驚く爆速ミドルシュートが炸裂した。ドイツ国内でも驚きを持って伝えられた、ボルシアMGの日本代表DF板倉滉が放ったシュートのスピードは時速113キロ。第28節のブンデスリーガで最速となるゴールに、板倉も「本当ですか!?」と驚きを隠せなかった。
ディフェンスラインの中心選手としてボルシアMGで活躍している板倉。日本時間4月8日に行われたヴォルフスブルクとのアウェイゲームでは、ボランチとして出場すると持ち味である球際の守備だけでなく、パスやシュートなど攻撃でもチームに貢献した。
すると、1点を追いかける52分に衝撃のシュートが炸裂する。ボックス手前でボールを受けた板倉は、相手選手のプレスが甘いと見ると、右足でトラップしてボールをコントロールし、次の瞬間に右足を一閃。慌ててブロックに入った相手選手の股を抜け、カバーに入った選手の膝に当たってシュートコースが変わると、ボールはゴールネットに収まった。
4月14日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、板倉のゴールをピックアップ。西澤由夏アナウンサーによると、このシュートは時速113キロを計測。これは第28節のブンデスリーガで最速の記録となった。
爆速ミドルについて板倉は、「本当ですか?それは知らなかったです!確かにボールをしっかりと捉えることができました」と驚いた様子。さらに「僕も強烈なシュートを打てるんですね(笑)。同じような場面があればまた狙っていきたいです」と意気込みを語った。
番組に出演したサッカー解説者の鄭大世は、現役時代にストライカーとして活躍したとあり、「ボランチとしてあそこのエリアでフリーになることはないんですが、そこにうまく入ったなと。受ける前にルックアップしてフリーを確認した。なのでファーストタッチでシュートを打てる位置に置いて、力を抜いて振ってる。ディフレクションしていますが、もともと枠に飛んでいた。入るべくして入ったゴール」と称賛した。
続けて「僕は先日、サッカー番組の企画で119キロ出しました」。番組MCの川﨑宗則も「ワハハ!うぁー上行ってるw」と大爆笑。さらに鄭大世の「引退して1年以上経ってるのでね、板倉、まだまだかな!」とのコメントにスタジオは大爆笑となった。
(ABEMAスポーツタイム)