開幕から29戦無敗のドイツ史上初となる快挙で、創設120年で悲願のブンデスリーガ初制覇を成し遂げたレヴァークーゼン。4月14日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、彼らの強さのカギとなる“勝者のメンタリティー”に迫った。
【映像】なぜレヴァークーゼンは強かった?圧倒的な“ラストミニッツ”の爆発力
首位を独走するレヴァークーゼンは、ブンデスリーガ第29節でブレーメンをホームに迎えた。前半こそ1-0で試合を折り返したが、後半は自慢の攻撃陣が爆発。チームの心臓グラニト・ジャカのゴールを皮切りに4ゴールを追加し、5-0で勝利した。この結果、開幕から29試合無敗でブンデスリーガ初制覇を成し遂げた。
4月14日の『ABEMAスポーツタイム』では、圧倒的な強さを誇ったレヴァークーゼンを特集。番組では後半アディショナルタイムのPK弾で引き分けに持ち込んだ第4節のバイエルン戦、ゴールレスで迎えた後半アディショナルタイムに決勝点が生まれた第17節のアウグスブルク戦、同点で迎えた後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールが生まれた第18節のライプツィヒ戦を紹介。土壇場でゴールを決めるレヴァークーゼンを称え『ラストミニッツ・レヴァークーゼン』と伝えた。
試合終盤に勝負を決め切る強さについて、番組MCで元メジャーリーガーの川﨑宗則氏は「強いのはわかったけど、神がかり的すぎ。アディショナルタイムでこういうことって、しょっちゅうないでしょう」と興奮。一方、ゲストで登場したサッカー解説者の鄭大世氏は「なるべくしてなっている」と語る。その要因は「相手はレヴァークーゼンを相手に構えるし、集中して挑んでいる。でも常に攻め立てる。相手は後手になって体力を奪われ、最後の10分くらいでへとへとで動けない。でもレヴァークーゼンは手を緩めず、最終的にバテた相手に決め切るのが今年のレヴァークーゼンの強さでした」と分析した。
さらに鄭大世氏は「何よりもシャビ・アロンソ監督が勝者のメンタリティーを植え付けている。選手たちの口からも聞いている」とコメント。レヴァークーゼン旋風の立役者は指揮官だとの考えを示した。
シャビ・アロンソ監督は昨年10月、当時降格圏に沈んでいたレヴァークーゼンを率いると、見事に立て直して6位でフィニッシュ。その勢いのまま今シーズンも開幕から無敗を続け、バイエルンの12連覇を阻み、クラブ創設120年目でチームを栄冠へと導いた。
(ABEMAスポーツタイム)