7回目を迎える大会にも、新たな風が吹く。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」は、今大会からより厳選された11人のリーダーがドラフト会議に出席、エントリーチームと合わせて計12チームで戦う。新リーダーも2人誕生したが、そのうち1人が中村太地八段(35)だ。王座の獲得経験もある実力者だが、その誠実な人柄は将棋界ならば誰もが知るところ。1年目ながら、実にリーダーらしいリーダーだ。今大会のリーダー就任に「一つの目標としていたことでもあるので、すごく嬉しい気持ち」と語る中村八段は、早くも調和と強さを併せ持つチームを頭で思い描いた。