焼けた男女の遺体が見つかった、栃木県那須町の事件をめぐり、25歳の男が警察に出頭、逮捕された。容疑者は事情聴取で「飲食店をめぐってトラブルがあった」と話しているという。
被害男性は宝島龍太郎さん(55)。被害女性は40〜60代で、宝島さんの妻の可能性もある。宝島さんは東京・上野で、焼肉店など少なくとも14店舗を展開。不動産業や、衣料雑貨品の輸入・販売も行っていた。
その一方で、元徳島県警警部の秋山博康氏が上野で周辺取材すると、数々のトラブルが見えてきた。
「20年ぐらい経営している人(に聞いたところ)被害者の経営している各店は、この人が言うには『行儀が悪い店』という悪評。外で飲食するために机を出す。看板も道の半分くらいまで出して、邪魔で通れない」(秋山博康氏)
常連客は「優しそうなひとでした」と振り返るが、近隣店舗の従業員は「指示を出しているそぶりは見える。厳しそうな感じ」と証言する。宝島さんの知人も「基本的には客の取り合い。強引な客引きをしていた。一歩間違えば、殴りかかろうという状況」と語る。
宝島さんが経営する店を見て、秋山氏は防犯カメラが新しいことに気づく。「どうして外側に向けて付けたのか。危険を感じていたのかも」。他の店でも外側にカメラが向けられていた。「警戒心のある防犯カメラのつけ方をしている」とした。
秋山氏は「トラブルが原因の顔見知りの犯行で、複数による共犯事件」とみる。また、防犯カメラの付け方から、宝島さんは「近々に身の危険を感じ取った」と推測している。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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