Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月23日の第1試合に出場する4選手を発表した。この日はファイナルシリーズ進出圏内にいる上位4チームによる対戦。現在のポイント状況によって、かなり立ち回りに差が出そうな戦いだ。
前日にポイントを伸ばし、+500ポイントも見えてきた首位U-NEXT Pirates。残り8試合で急ブレーキでもかからない限り、このままファイナル進出は揺るがないだろう。ファイナルでは再びポイントが半減するが、さらに試合数が少ないスピードレースになるだけに、貯金は多い方がいい。リスクの少ない戦いで鈴木優(最高位戦)はどれだけ稼ぎに行くか。
2位・EX風林火山も、+300ポイント目前まで来た。残り8戦であと1つか2つ勝てれば、ファイナル“当確”ランプが灯りそう。3位以下を引き離すことで、追いかけてくる下位チームの照準から外れることもできる。二階堂亜樹(連盟)はポストシーズンで上げ調子。もう一発、狙いに行く。
3位・KADOKAWAサクラナイツと4位赤坂ドリブンズは、下位がいないこの試合がかなり重要だ。両チームともセミファイナル最終日まで試合を残しており、奇跡の大逆転を目指してくる下位から、最後まで狙われる状況からは離れたい。つまり、どちらのチームもぎりぎりの4位を押し付け、余裕のある3位になりたいという思いが共通している。KADOKAWAサクラナイツは岡田紗佳(連盟)、赤坂ドリブンズは鈴木たろう(最高位戦)が先発。トップ争いとはまた違ったところで行われる両チーム間の着順争いは見ものだ。
【4月23日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人7位 +211.2
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)個人27位 ▲123.6
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人6位 +212.0
U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)個人1位 +437.7
【4月22日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +485.4(12/20)
2位 EX風林火山 +268.6(12/20)
3位 KADOKAWAサクラナイツ+159.0(12/20)
4位 赤坂ドリブンズ +119.1(12/20)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲98.5(12/20)
6位 渋谷ABEMAS ▲189.3(12/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)