将棋の藤井聡太名人(竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)に豊島将之九段(33)が挑戦する第82期名人戦七番勝負第2局が4月24日、千葉県成田市の「成田山 新勝寺」で2日目の対局が行われている。難解な中盤戦では、藤井名人がわずかに抜け出したと見られている。このまま連勝へ突き進むのか、豊島九段が押し戻すのか、午後からの対局に大注目が集まっている。
スローペースで進行していた第2局ながら、中盤の難所で藤井名人が動いた。豊島九段の先手で相掛かりの出だしとなった一局は、ひねり飛車へと進行。前例の少ない力戦とあり、両者じっくりと持ち時間を投入し難所へと突入した。
我慢の展開となった豊島九段に対し、藤井名人は軽やかに桂馬を跳ねて進攻。互角だった形勢は、ここから藤井名人側に傾き出した。ABEMAの中継に出演した渡辺和史六段(29)は、「後手が戦機を捉えている。豊島九段がどう食い止められるかに注目したい」とコメント。本格的に開戦した戦いは、このまま藤井名人がリードを拡大させるのか、豊島九段は流れを引き戻すことができるのか。今後の戦いから目が離せない。
持ち時間は各9時間。
【昼食の注文】
藤井聡太名人 成田産さつまいもを使った上天重
豊島将之九段 成田名物 上うな重
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲豊島将之九段 3時間46分(消費5時間14分)
△藤井聡太名人 3時間12分(消費5時間48分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)