WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)が7月7日、両国国技館でIBF世界同級王者、フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)と統一戦を行う。35歳のいまなおトップを走り続ける井岡にとって、キャリア3度目の統一戦はどんな意味を持つのか。そしてこの試合を乗り越えた先にはどんな世界を見えてくるのか。円熟のチャンピオンに直接話を聞いた――。
井岡が待ち望んでいた統一戦が決まった。ただし、相手はかねて熱望していたビッグネーム、WBC王者のフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)ではなく、IBF王者のマルティネス。このあたりの事情をまずは聞いてみよう。