【MLB】ナショナルズ1－2ドジャース（4月25日・日本時間26日／ワシントンD.C.）
ドジャースの山本由伸投手の顔面スレスレに、強烈なピッチャー返しが飛んできた。「おいおい！大丈夫か！？」とばかりに通訳を連れて、ロバーツ監督はベンチを飛び出したが、心配されたこの男は華麗なグラブ捌きでアウトにするとマウンド上で笑顔を見せていた。
問題となったのが5回裏のナショナルズの攻撃。ここまで4回を無失点4奪三振とナショナルズ打線を抑えていた山本は、このイニングを抑えれば勝ち投手の権利を得られることもあり、気合を入れて5回のマウンドに登り、先頭打者のロサリオ外野手を迎えた。
高めに浮いた初球のカーブを見送られたが、その後内角低めを突いたカーブとストレートで山本は簡単に2ストライクと追い込み、三振を狙った4球目にはここまで決め球となっていたスプリットを投じたが、この球をロサリオに打たれる。
打球速度104.8マイル（168.7キロ）の打球はピッチャーの山本の顔面を襲う鋭いものとなったが、これを山本は抜群の反射神経でよけながら左手を前に出してキャッチ。記録はピッチャーライナーとなった。
NPB時代にもゴールデングラブ賞を3度獲得するなど、守備力には定評のあった山本だが、一歩間違えば大惨事となる打球だっただけにドジャースベンチは騒然。すぐにロバーツ監督が通訳を連れてマウンドに確認に来たが、山本は笑顔のまま対応してあっさりチェック終了。これで山本もリズムを崩すことなく、後続の打者を連続三振に斬ってマウンドを降りた。
山本の反射神経の良さを見たファンはSNSで「反応速い」「当たらなくてよかった」とロバーツ監督動揺に胸をなでおろすかのようなコメントが目立った。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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