続々と押し寄せる有効牌、そして上がり続ける打点。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月26日の第1試合。EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)が好配牌を活かして跳満成就。あっという間に高くなり、アガリを掴むまでの一部始終に、ファンも歓声を上げた。
場面は東2局。瑠美の配牌はタンヤオと三色同順が色濃く見え、赤もあるという好材料で溢れていた。実況の小林未沙は「西家の瑠美が良いですよ!345、45、3456!」とすぐにこの勝負手を伝え、解説を務めていた河野直也(最高位戦)も「めちゃくちゃいい!」とびっくり。さらに次のツモで六万を引くと、小林は「仕上がる仕上がる!」と興奮しきり。視聴者からも「やったれルミ」「るみるみ」「瑠美ちゃんやったって!」「これは天衣無縫」と期待の声がどんどん大きくなる。
さらに6筒を引き、これでタンヤオがほぼ確定。赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)が3つ仕掛けて先にカン3筒のテンパイとなるが、瑠美も三・六万待ちのテンパイで追いつく。三万をツモると三色同順で跳満だ。ここではいったんダマテンとするが、渡辺が中を加カンすると、瑠美はこの形でリーチに踏み切った。新ドラの5索が瑠美に1枚乗り、安目ツモでも跳満以上、高目の三万を引くと倍満以上という超ド級のリーチだ。視聴者は「ナイス!!いけ!!」「怖すぎる、このリーチ」「かけたーw」と興奮が止まらない。その後に瑠美は高らかに「ツモ!」。安目の六万だが、リーチ・ツモ・タンヤオ・赤・ドラ2の1万2000点をゲットした。
好配牌と押し寄せる好ツモで打点が爆上がりした一部始終。その結末には「ツモったあ!!!」「うひょお」「いいぞ瑠美さん!」「るみたん絶好調!!!」「恐ろしい安め」と視聴者も大騒ぎだった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)