Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月29日の第1試合に出場する4選手を発表した。ファイナルシリーズ進出をかけた戦いも残り3日間で、各チーム4試合を残すのみ。この大詰めで迎えるボーダーラインを挟んだ4・5・6位の直接対決は激熱だ。
現在、ボーダーライン上にいるのは4位のKADOKAWAサクラナイツ。+105.8ポイントで、5位の渋谷ABEMASとは196.7ポイントの差がある。直接対決2試合で、連続してトップ・ラスでも決められない限りは簡単にひっくり返らないが、逆転される可能性は1%でも少なくしたい。先発・渋川難波(協会)の役割は、下位チームより上の順位で試合を終えること。トップにこだわることなく、徹底マークも必要だ。
追う立場の2チーム、渋谷ABEMASとKONAMI麻雀格闘倶楽部の目標もシンプル。とにかくKADOKAWAサクラナイツをラスに落として、さらに自分たちがトップを取る。それだけだ。もちろん着順1つ上回るだけで20ポイントは詰まる計算だが、何せ残りは4試合。20ポイントずつ地道に迫っていては間に合わない。渋谷ABEMASは多井隆晴(RMU)、KONAMI麻雀格闘倶楽部は伊達朱里紗(連盟)が先発。攻撃100%の戦いが、どんな結末を生むか。
さすがに安全圏と言える2位・EX風林火山は、大けがだけを避ければいい。もちろん展開が向けばファイナルに向けた貯金を増やすべくトップを狙ってもいいが、大逆転を狙って高打点を目指すチームが複数いる中、そこに飛び込むことのはNGだ。勝又健志(連盟)も、今夜は終始落ち着いての打ち回しが求められる。
【4月29日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
EX風林火山・勝又健志(連盟)個人2位 +404.2
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)個人9位 +147.2
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)個人5位 215.3
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人13位 +30.6
【4月26日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +443.3(16/20)
2位 EX風林火山 +348.7(16/20)
3位 赤坂ドリブンズ +113.7(16/20)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +105.8(16/20)
5位 渋谷ABEMAS ▲90.9(16/20)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲176.3(16/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)