この勢い、まさに黄金級。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月29日の第2試合はEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)がトップ。序盤から大きく抜け出し最後までリードを保ってゴールイン。逆転でのファイナルシリーズ進出に一縷の望みを持つ渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)を粉砕した。チームはこれでU-NEXT Piratesを抜いて首位に立った。
【映像】強烈な一発!瑠美、開始早々に決めた1万8000点のシーン
試合は起家から瑠美、高宮、松本、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)の並びでスタート。瑠美は高目一盃口のタンヤオをリーチすると、高宮から高目でロン。リーチ・タンヤオ・一盃口・赤・ドラに裏ドラ2枚を乗せて1万8000点のアガリとした。さらに次局、堀からリーチ・平和・赤・ドラ・裏ドラの1万2000点(+300点)と連続加点。持ち点は5万5300点とダントツとなった。
その後はリーチを封印、堅実に立ち回る。南3局は松本へ跳満を振り込んでしまったが、優位は揺るがない。南4局1本場、白を仕掛けて松本からロン。1000点(+300点)で第1試合の勝又健志(連盟)と共に同日2勝を達成し、U-NEXT Piratesに14.6ポイント差を付けて首位に立った。試合後はカメラに向かって照れ笑いとダブルピース。ファンからは「かわいい」「だぶぴ!」「ダブルピース助かる!!」など声援が送られた。
「(敗退ボーダーから離れて)フラットな気持ちで打てる状況だったので、シンプルにトップを取る麻雀を打とうと思っていた」と試合後に語った瑠美。あっという間に首位に立ったチームの勢いについては「とても良い風が吹いているような気がします」とここまで18戦して9トップという結果を噛みしめた。それでも「ここが最終地点ではないので、まだまだ頑張ります」と、この結果に浮かれている様子は一切なし。一方で「チームのみんながよく戦えている」と自信に満ちた言葉も口にした。
昨年は+290.4 の首位でファイナル進出も、渋谷ABEMASの猛追に選手全員がマイナス、4位で優勝を逃した。30日に行われる今シリーズ最終戦では、さらにポイントの上乗せを狙いたい。2度目の優勝へ最も“風”が吹くチームが、一戦必勝の態勢でファイナルへ向かう。
【第2試合結果】
1着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)3万4100点/+54.1
2着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)2万6500点/+6.5
3着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)2万1500点/▲18.5
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)1万7900点/▲42.1
【4月29日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +457.9(18/20)
2位 U-NEXT Pirates +443.3(16/20)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +121.0(18/20)
4位 赤坂ドリブンズ +113.7(16/20)
5位 渋谷ABEMAS ▲159.9(18/20)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲231.7(18/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)