Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ5月2日の第1試合に出場する4選手を発表した。今夜でセミファイナルは全日程を終了。ファイナルシリーズに進出する上位4チームが決まる。次のステージに向けてポイントの上積みを目指すチーム、奇跡の大逆転を目指すチーム。それぞれの立場、思いを持って卓に向かう。
セミファイナルを首位でスタートしたU-NEXT Piratesは、ほぼポイントに変化がないまま最終日を迎えた。現在は大躍進したEX風林火山に抜かれて2位に。ここは首位に再浮上して、弾みをつけて最終決戦に向かいたい。リーダー小林剛(麻将連合)も、2度目の優勝に向けていよいよ調子を上げる時だ。
3位のKADOKAWAサクラナイツは、あわやセミファイナル敗退という時期もあったものの、しっかりと持ち直してきたあたり、さすが優勝経験のあるチームだ。ファイナル進出にはセーフティリードを持っており、落ち着いて最終日を迎えることができた。岡田紗佳(連盟)は、まだ今回のポストシーズンで出せていないダブルピースで、ファイナル行きを決める。
4位の赤坂ドリブンズは、同卓する6位のKONAMI麻雀格闘倶楽部に逆転のターゲットにされる。その差は309.3ポイント。ひとまずこの2試合でラスさえ引かなければ、ひっくり返されるような差ではない。怖いのはアクシデントのみ。鈴木たろう(最高位戦)は、とにかく冷静に局消化に努めていけばいい。
奇跡の大逆転を狙うのはKONAMI麻雀格闘倶楽部。赤坂ドリブンズと2戦連続でトップ・ラスを決めたとしても、順位点だけでは160ポイントしか縮まらないため、素点であと149.3ポイント分が必要だ。Mリーグレコード級の大トップを2回揃えてどうかという、奇跡への挑戦だが、第1試合を任された伊達朱里紗(連盟)は、ファンのために最後まで諦めず打ち抜く。
【5月2日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人7位 +211.2
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人6位 +212.0
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)個人5位 +215.3
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)個人30位 ▲195.0
【4月30日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +512.2(20/20)
2位 U-NEXT Pirates +427.9(18/20)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +121.9(18/20)
4位 赤坂ドリブンズ +77.6(18/20)
5位 渋谷ABEMAS ▲162.7(20/20)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲231.7(18/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)